自分を見つめ直す

すべての人は、ひとり、ひとり性格は違うと思います。
イライラする人もいれば、クヨクヨする人もいます。
事あるたびに不安になったり、落ち込んだりする人、人の中傷ばかりする人、
不平不満ばかり言っている人、誰もがいろいろな欠点を持って生まれきました。
それは、前世の自分の因縁と、親の因縁とカルマのエネルギーなのです。

ですから、欠点をたくさん持っている人がこの世の中では多いはずです。
何回も輪廻をくりかえして、おろかな、心を反省して、変えないまま、又罪を重ねて、
人のせいにしている人たちが多いのです、
その結果、嘘で、ずるい自分でつくろって、だめな、生きかたをして苦しんでいる。
でも、これからは、そのとんでもない嫌な自分を変えましょう、
直す為に生まれてきたのですから、まず自分の欠点をしっかりと見つめて、その欠点を全てさらけ出し、とにかく全部捨て去ることです、そして、この世界に生まれて、一番大事なことは、本気で人を愛することです。

今の人たちの中に、本気で人を愛する人が少ないと思います、
それは、こんな、理由からです、
「自分を愛していますか？」という質問に対して、本気で
「自分を愛しています」
と答えられる人は何人いるでしょうか。ごく少ないと思います。

なぜかというと、自分が恥ずかしいと思うような情けない生き方しかしていないからです。
言いたい事も言えない、人の機嫌をうかがったり媚びて気をつかったりというような生き方をしていて、
どうして、嘘をついている自分を愛せますか。
本気で愛することができる自分にもっていくということが一つの課題なのです。

自分を本気で愛するということは、
「この私は好きだな」と思うことなのです。
「人のために命をかける自分が好き」とか「人のために真剣に尽くして喜ばせたい」と、
本気でそう言いきれることができる自分にもっていくことなのです。

「あなたは自分の好きなところがありますか？」と言われたときに、
「私のこういうところが、私は大好き！」と言える自分にならないと、本気に、人なんか愛せません。
うわべでは愛せても、自分を本気で愛せる人にならなかったら、他人を絶対に愛せません。
まず、自分を本気で愛せる自分をつくることです。胸を張って、
「私は私のここが好きです」
と言えるようになったときが、本物に近くなったときなのです。
そうしたときに、人を本気で愛せる自分に気づくはずです。
自分を偽って生きていて、事あるたびに動揺して、人のせいにして、不平不満を言って、
ヤキモチを焼いて、イライラして、悩んで落ち込んで、本当にしたいこともやらないで、
何もやれなかったことを人のせいにして、その結果、いつも不満をいだいて、でもどうにもならないと言って生きている人が、本当にたくさんいます。
そういう人は「あなたは自分のことが好きですか」
と聞いたときに、
「嫌い」と言うのです。どうして、こんな人が人を愛せるのでしょうか。


大切なのは本気で自分を愛せる自分をつくることです。
マイナス思考を捨ててこそ、はじめて人を本気で愛する自分ができるのです。
簡単に言えば、全ては鏡です。
自分がきれいになれば、関わった人がみんなきれいになるのです。
自分がにごっていたら、関わった人もみんなにごっていくのです。
だから、相手が悪いと言っている人は自分が悪いはずです。
まず、自分がお手本になることです。
お手本とは何かというと、胸を張って、
「私のここが好き！」
と言える、真剣に自分で自分を好きと言える自分にもっていくことです。

そして、それと同じエネルギーで、
今度は人を愛せることができる自分をつくっていくことです。
これも自然体で、ちゃんとできていきます。
今の人たちは、自分を嫌いなのに人を愛したいと言っています。
これはとんでもないことです。
自分の生き方、考え方を大嫌いと言っていて、どうして人を好きになれるでしょうか。
ましてや、人から愛してもらうことができるでしょうか。
自分に対する嫌悪感が生まれているので、とても無理です。
まず、すばらしい自分をつくり、胸を張って、
「自分のここが好き！」
と言える自分になることです。 かっこいいひとになりましょう。


あなたがもし、１０万人集まったとします。
そこは天国になりますか。地獄になりますか。

あなた次第です。